(1)通電する機器、関連装置の工事は全て完了し、感電の危険がないことを確認する。
(2)通電するときは、必ず電源側から安全を確認しつつ順次スイッチを投入する。
(3)スイッチ類の操作は、万一の漏電を考慮して右手で行うこと。
(4)最終支回路に通電し、又は最終負荷を運転する前、必ず短時間通電して異常の有無を確認する。
(5)回転機については、特に次の事項に注意すること。
(a)異常な暦音がないか、聴心棒で確認する。
(b)軸受部の温度が急激に上昇しないか、手で触れてみる。
(c)回転方向が、負荷側のポンブ等を含めて正しいことを確認する。
(6)圧力スイッチ、フロートスイッチ等の保護装置を調整するときは、通電を止めて行うことが望ましいが、止むを得ず通電状態で行う場合は、感電に対し十分注意すること。
(7)電気機器を順次通電していく場合は、定期的に主配電盤に装備してある地絡灯で接地状況を調査し接地事故の早期発見につとめる。