(e)MIケーブル(無機絶縁ケーブル)(図4.153、図4.154)
Mlケーブルの線端処理は、メーカーの専門工具を使用し、メーカーの説明書によるが、作業は迅速、清潔に行い、絶縁低下を来さないようにすること。また、作業終了後は絶縁抵抗を測定することが望ましい。
(f)シールド線(図4.155、図4.156)
シールド線の線端処理が悪いと、わずか1ケ所でも機器に対して大きく影響し誤動作の原因となりやすい。シールド線のシールド被覆は受信側にて一点接地とし、発信側に接地端子があってもシールド被覆を接続してはならない。接地する方の線端処理はシールド編組がほつれないようまた絶縁被覆に傷をつけないように処理する。一方接地しない方の線端処理は、シールド編組が心線に近づかないように注意すること。