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(b)防火貫通要領

 (i) 電線貫通金物

  電線貫通金物は、そのケーブルに適合したものを使用し、ナットの締付けは、グランド廻し又はウォータフライヤ等で確実に行なうこと。また、グランド板の場合は、中央部より先に締付け作業を行なう。
  電線貫通金物電線貫通金物による貫通例を、右図に示す。
  電線貫通金物の適合については、似?4.2.3(12)を参照のこと。

 (ii)ケーブル貫通箱(コンパウンド充填)

   防水コンパウンドが、ケーブル相互間に充分浸透するよう防水作業を行なうこと。

 (iii) MCT

   MCT・防水構造部に使用する場合は、作業方法に大きく左右されるので、下記事項に注意して作業を行なうこと。

  (イ)MCTの前後は、ケーブルを直線状にしておく。

  (ロ)ケーブルに適合したインサートブロックを使用する。

  (ハ)がい装ケーブルを貫通させる場合、防水性を確実にするため、インザーブロック内面にシーラを塗布する。

  (ニ)インサートブロックをの外面に潤滑油を塗布し作業性を良くする。

  (ホ)ケーブルが貫通しない余分なスペースは、穴なしの盲インサートブロックを使用する。

  (ヘ)適当な間隔でステイブレードを使用し、インサートブロックを平らにする。

  (ト)インサートブロックの前後面を平らとする。

 

 

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