日本財団 図書館


 

3−3. パナマ

3−3−1. パナマ国 領事・船舶局(SECNAVES)
パナマやリベリアのような国は、在籍船舶隻数は世界屈指であるが、これらは所謂便宜置籍船であり、世界の主要海運国でも造船国でもなく、政府として在籍船舶隻数に応じた船舶検査部門を有することはもとより期待出来ない。しかし国家としては、世界の主要船級協会等を活用して、国際的な取り決めは遵守するべく真面目に努力していると言われている。
パナマ国の調査にあたっては、先ず船舶検査関係の質問書を日展連、パナマ事務所(代表者:岡崎氏)に送り、尋ねるべき相手の紹介を依頼した。その結果、船舶検査関係業務はニューヨークの事務所が統括していることがわかった。また、同国は主要海運国ではないとはいえ、膨大な在籍船舶数を有することから、検査制度に限らず船舶の登録管理全般に関する質問も加えてみることとし、その質問事項も追加送付した。
追加質問への回答は、パナマ国の元港湾局長で、現在日展連パナマ事務所のGeneral ManagerをしているJerry Salazar氏が関係先に尋ね、まとめてあり、訪問先には細かい質問はせず、表敬に留めて欲しいとの由であった。
訪ねたパナマ国領事・船舶局長Abraham Sofer氏は、まだ若い、独身の英国留学帰りのエリートであるが、気さくな人柄で、細かい質問はしないように言われていたにも拘わらずライフラフトの整備事業者について尋ねると、わざわざ担当部署に電話して答えて貰えた。以下に談話、質問と回答、そして入手資料(通達)を掲載する。

 

訪問日時:1996年10月31日(木)10:00〜11:00
面会者:Sr.Abmham Sofer B.,LL.M.,ACIArb.
Director General
同席者:日鰹連パナマ事務所 取締役 岡崎章氏(通訳兼)
場所:パナマ国 領事・船舶局
Direccion General
Consular y de Naves
Republica de Panama
Apartad Postal 5245
Panama5
Republic of Panama

 

1. 談話
パナマ政府の者として、”よく来て下さいましたと”申し上げたい。パナマ国としては外国の投資を歓

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION