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3.2 カナダ

3−2−1. カナダ国運輸省
カナダ国の船舶検査制度調査は、(財)東京MOU事務局の岡田専務理事殿から紹介して載いたCanadian Coast GuaardのCapt.McKay宛に、平成8年6月、予備調査の質問書を発送することから始まった。
質問への回答は9月23日付で発送されており、決して遅いものではないが、「もっと早く回答出来なかったのは、組織改編で忙しかったためです」と、大変丁寧な断りが添えられ、回答には「9月の訪問時には新しい粗描が確立しているでしょう」との一文があった。また、回答書にはすでにCanadian Coast Guardの名はなく、Transport Canadaとあるのみであった。
回答書は組織に関するものを除き、質問事項の全てについて述べられており、もし特定の分野について更に細かい事項を調べるとすれば、新たな質問事項は予めまとめて送付しておくべきであり、またカナダは必ずしも世界の伝統的造船・海運国家ではなく、船級協会もないことから、今回の訪問での質問は、回答中のやや不明な点の確認程度に留めることとした。
質疑は当初の質問・回答に沿って行ったので、以下に回答、質疑の順で内容を紹介する。また、訪問時に手渡された”カナダの船舶検査制度の概要”に関するブリーフィング資料が本来最初に紹介するべきイントロと言える内容であるが、これは、回答、質疑のあとに参考資料3−2−2.として掲げた。なお、質展の記録は、別の訳語が明らかに適切である場合を除き、通訳の言葉をそのまま使った。

 

日時:1996年10月23日(水)9:00〜11:00
場所:カナダ運輸省
TransPort Canada
Canada Building,344.Slater Street
Ottawa,Ontari0,K1A ON7
Canada
面会者:Mr.Kenneth J.Ryan.P.Eng.
(3名)Directeor
Assuramce de la qualite
Direction de la reglementationmaritime
Captain D.G.Jenkins
Superintendent
Regional Services and Support
Ship Inspection Directorate
Mr.B.Gandhi,C.Eng.MBA
Directeur

 

 

 

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