(a)ガスボンベ
容器内のガス量は容器の保安上、充填の最大量を充填比をもって規定されている。(船舶関係の充填比は1.5以上である。)この規定値内に於いて各メーカー毎、型式毎のいかだ専用ガスボンベが準備されている。
[参考]膨張用ガスの性質
(4)ボンベ点検を参照のこと
構造はガスの容器と容器のテーパーネジに堅く(約1500kg・cm)ネジ込まれたボンベ口金からなる。容器内のガスはこのボンベ口金により射止されている。
ボンベ口金はボンベ形成の一部であり、以降の整備に当っては単体で手当することはない。
(イ)容器
○刻印
容器には高圧ガス取締法に基づいて容器記号番号、内容積(l)、容器重量(kg)、耐圧試験圧力及び年月、再耐圧施行年月、ボンベ製造者名(符号)等の事項がその肩部に刻印されている。