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3.3海上気温の海域分布
1901〜1932年の平均海上気温の北太平洋分布を図3.3.1に示す。ハワイ南西部と南東部および北大西洋中部で気温が周囲と較べて異なっているのは、データの誤りかデータ数が1O個未満のものであり、統計値として代表性のないものである。
これらを除いて、図3.3.1と1961〜1990年の気温分布(図3.3.2)を比較すると、一般に北太平洋東部では、北緯40度線の北側では同緯度の気温より高く、南側では逆に低い分布をしている。これは北米およびカナダの西岸沿いに、反時計回りに北に向かうアラスカ海流が流れ、このためこの海域は比較的温暖であることと、北緯40度以南の北太平洋東部海域では、カリフォルニア海流が時計回りに流れ、カリフォルニア沿岸に沿って南下するため、この海域は夏でも気温が上がらず比較的涼しいことに対応するものと考えられる。
これらの図によると、1901〜1932年と1961〜1990年との間に、気温分布に大きな差異は見られない。また、北太平洋中緯度東部における1961〜1990年の高気圧域(図3.2.3と図3.2.4)に対応する気温の高温域も明確に認められない。
両期間の月毎の北太平洋平均気温分布を比較すると、両者はそれぞれの月で大きな差異はなく、ほぼ同様な気温分布を示している。
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