「輸出入貨物に係る物流動向調査」(平成8年)によると、愛媛県で生産された輸出貨物のうち、松山港を経由する割合は、数量で8.9%、金額で5.8%を占めるにとどまっている。一番多いのが数量では新居浜港33.5%で、金額では神戸港32.0%を占めている。四国全体でみても、各県ともに神戸港が多い。金額べースでは神戸港が多数を占めており、輸出貨物に関しては四国地域は神戸港の勢力圏にあるといえる。山陽地域では、広島・山口の各県ともに、数量では地元港が金額では神戸港が多い。大分は神戸港の影響が少なく、四国とはやや傾向が異なっている。