
9−1−4 船舶運航費用の推定と他輸送手段との比較
(1)運航費用推定のための前提
船舶の運航費用を算出するにあたり、昼間入港及び作業を行うこととし、次の諸元を前提とした。
(a)東京港との距離
東京を起点にDISTANCE TABLES FOR WORLD SHIPPINGによった。
(b)1航海所要時間
前記9-1-3配船パターンを参照
(C)取扱個数
表9−3を参照
(d)船舶償却額
?300TEU積:1航海時間あたり2.3万円とする。
見い取り価格25億円(荷役クレーン艤装費含む)とし、償却期間15年、定額償却(償却率0.066)、残存価格10%、年間300日稼働
?100TEU積:1航海時間あたり0.64万円とする。
買い取り価格7億円(荷役クレーン艤装せず)とし、償却期間15年、定額償却(償却率0.066)、残存価格10%、年間300日稼働
(e)利子負担
?300TEU積:1航海時間あたり0.66万円とする。
年利3.5%、15年返済、総利子額71,697万円年間4,780万円年間300日稼働
?100TEU積:1航海時間あたり0.27万円とする。
年利3.5%、15年返済、総利子額20,075万円年間1,938万円年間300日稼働
(f)船員費
?300TEU積:1航海時間あたり2.08万円とする。
一人あたり年剛・250万円・10名乗船・稼働率8割として合計1船あたり15,000万円、年間300日稼働
?100TEU積:1航海時間あたり1.42万円とする。
一人あたり年間1,250万円、7名乗船、稼動率8割として合計1船あたり10,500万円、年間300日稼働
(g)燃料費
?300TEU積:1マイルあたり2,000円とする。
?100TEU積:1マイルあたり320円とする。
(h)入港料、岸壁使用料、綱取り放し科
300TEU積みは5,000トン、100TEU積みは2,000トンとして、東京洛及び各地方港の料金を適用。なお、八戸・仙台の東京港分料金については、それぞれに半額ずつ割りあてた。
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