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6−2 神戸港

現在、内航フィーダーターミナルは、ポートアイランド、六甲アイランド内の外航夕一ミナルに極めて近いところに設けられており、効率的な定期運航がなされている。しかし、一方では交通混雑やドレージ費用の削減のため、外航タ一ミナルにおける内航フィーダーの取り扱いの必要性も提起されている。外航ターミナルヘの内航船の直着けの考えに対し、内航船会社からは、各外航船会社バースに宅配便的に着岸すると、外航本船優先等のためスケジュール維持が困難となり、内航船のサービス低下が懸念されるとの声も上がっている。

現在、関係官公庁、業者団体、労働組合等25団体が協力して神戸港復興推進協議会が設置され、内航バースと外航バースの一体的利用、荷役作業及び港湾施設利用の共同化、事務手続きの簡素化、港湾諸料金の改善等について検討が行われている。

 

表6−2 神戸港における内航フィーダーサービス網

航路 船舶運航会社 投入船舶 震災前 現状
門司(太刀浦) ユニエックス

日産船舶

神門コンテナフィーダー

2隻(499t) 6便/週 6便/週
井本商運 2隻(499t) 6便/週 3便/週
博多(箱崎) ユニエックス

日産船舶

神門コンテナフィーダー

2隻(499t) 5便/週 6便/週
井本商運 2隻(499t) 6便/週 3便/週
広島(海田) 井本商運

マロックス

2隻(499t) 6便/週 6便/週
ユニエックス 2隻(バージ) 6便/週 3便/週
水島(玉島) ユニエックス 2隻(バージ) 6便/週 6便/週
徳山 日産船舶

井本商運

2隻(499t) 1便/週

3便/週

1便/週

1便/週

松山 井本商運 2隻(499t) 3便/週 3便/週
西条 井本商運 2隻(499t) 3便/週

                        (注)平成8年9月現在                                                                                        出典:神戸港資料

 

 

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