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1. 調査の概要

 

1−1 調査の目的

東アジアの急速な経済発展は、国際コンテナの輸送量を増大させるとともに、東アジア系船会社の台頭による船会社間の競争激化をもたらし、コンテナ船の大型化と、その寄港地の集約化が急速に進んでいる。
この中で、東アジアの主要港は柔軟な運用体制と安価な港湾費用により、コンテナ取り扱い量を急激に増大させ、国際中継港としての地位を固めつつある。このため、我が国の主要港においても国際メインポートとしての地位を確立することが求められている。
そこで、京浜港の魅力ある国際メインポートとしての地位確立、並びに増大する国内コンテナ輸送の陸上輸送から海上輸送へのモーダルシフトの促進に資することを目標にし、国際メインポートの在り方と内航海上フィーダー輸送網構築のための調査を行うものとする。ひいては我が国船舶と海運に関する産業基盤の強化に資することを目的とする。

 

 

 

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