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平成8年度OECD等国際協議への対応に関する調査報告書

 事業名 OECD等国際協議への対応に関する調査
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


 

造船業における生産関数としては以下のモデル式が考えられる。
Yn=f(Ln,Kn)
Yn:供給力
n:造船所
m:ドック
Ln=f(l,a):労働力関数
Kn=f(km,u):設備関数
l:労働投入量(従業者数、労働時間、工数等)
a:労働者の稼働率
k:設備(ドックサイズ、最大船型 DWT等)
u:設備稼働率

 

伝統的な生産の理論では、生産要素となる資本(設傭)および労働の投入を増やすにつれて生産量は増加していくと考えられており、限界生産力は正である。また、一定量の設備に対して労働量を単調に増加させていくと、労働者一人当たりの設備利用度が減少するために限界生産力は低下するものとされる。造船業においても、ドック及びその他クレーン等の設備が変化しない場合、労働量を増加させても、労働者一人当たりの利用できる設備は減少していくので、限界生産力は低下するものと考えれられる。数式で表現すれば

005-1.gif

ということになる。したがつて、たとえばKの水準が一定のとき、生産Yと労働投入Lとの関係は図のように表される。
※限界生産力:他の状況を一定にした場合に、任意の生産要素を1単位変化させたときの産出量の変化

 

図表1-2 生産と労働投入の関係

005-2.gif

 

 

 

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更新日: 2023年6月3日

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