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5. 内航船用機関分析システムの概念検討および開発課題の抽出

 

アンケート等をはじめ種々の調査で得られた船主側の二一ズを充足する機関分析システムの概念を検討し、現行の技術レベル、実用性等の観点から問題点を抽出する。さらに、抽出した問題点に対して、必要とされる研究開発の内容について以下に示す。
5.1 調査結果に基づく機関分析システムの要件
アンケート調査、ヒアリング調査、海難事故調査等より開発すべき機関分析システムは、
以下のとおりである。
?機関分析システムにはモニタリング機能・診断機能・予知機能があること。
?分析対象は、主機関運転データの全体を把握分析できる観点にたち「燃焼状態の把握分析」「ピストン・シリンダライナ摺動部の状態把握分析」「クランク軸等回転部分の状態把握分析」。
?費用対効果、信頼性、操作性に計判面が得られること。
?価格に合理性があること。

 

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図5−1−1内航船用機関分析システム概念図

 

 

 

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