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(4)機関当直者の人数と機関事故の発生
海難審判庁では「平成7年、内航タンカー海難事故実態」「平成8年、旅客船海難の実態」の調査で機関当直人員・当直者職名と機関事故発生について調査している。
表4−2−4−3−4はこの2つの統計をべ一スに機関当直人数について焦点をあて集計しなおしたものである。
この表から、機関当直1人の事故がタンカーでは約95%、旅客船では約62%であり、多いことが分かる。
このような実態より、少人数の当直員をバックアップする機関分析システムが必要と思われる。
なお、機関事故時の機関室当直者の年齢において、内航タンカーでは50〜55歳未満が35.9%、55〜60歳未満が25.6%で、船橋での操船者による事故より高年齢であると指摘されている。

表4−2−4−3−4 機関当直者の人数と機関事故発生発生割合(%)

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