4.2.4.3 海難審判庁統計 内航船の海難事故に関して調査を行ったが、結果は以下のとおりである。 (1)事故種類別の海難事故 海難審判庁は内航船について、5年間の海難事故を貨物船、タンカー、旅客船別に調査している。これらの統計は調査年が一部異なるが、事故種類別に集計しなおしたものを表4−2−4−3−1に示す。 この表からでは、貨物船、タンカー、旅客船全体の全平均では「衝突」50.1%、「乗場」24.7%、「機関損傷」9.4%が上位3位である。 機関損傷による事故は約10%であるが海上保安庁の統計(機関取扱不良12.6%)と同程度の値である。ここで機関損傷事故に対する海難審判庁の定義は「主機または補機が故障した場合、若しくは燃料空気、電気の各系続が損傷した場合をいう。」となっている。 表4−2−4−3−1 事故種類別の割合 前ページ 目次へ 次ページ
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