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4.2.4 海難事故等の調査
4.2.4.1 目的
内航船の事故統計が整備されている海上保安庁統計、海難審判庁統計を調査し、内航船用機関分析システム開発要件検討の資料とする。
4.2.4.2 海上保安庁統計
平成6年の海上保安庁統計に於ける要救助船の原因別隻数、割合を図4−2−4−2−1に示す。
平成7年版の海上保安白書では次のように分析している。
[原因別では、見張り不十分が293隻(17.1%)、操船不適切147隻(8.6%)、気象・海象不注意106隻(6.2%)等といった運航の過誤によるものが52%と全体の半数以上を占め、機関取扱不良、火気可燃物取扱及び積載不良を加えた人為的要因によるものが全体の68%を占めている。…海上保安白書の引用]
機関取扱不良は216隻(12.6%)であり、機関運転の人為的要因の事故を減らすには、機関分析システム等の「機関運転・保守に関する支援装置」が有効と思われる。

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図4−2−4−2−1 要救助船の原因別隻数

(出典:平成7年 海上保安白書、海上保安庁編)

 

 

 

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