日本財団 図書館


 

・1,052台のバスを保有しており、790台(75%)にリフトが付いている。
・155路線で52路線がアクセシブルになっている。
・1995年の1年間9,000人が乗車している。
・Call-a-Lift Busプログラムがあり、事前に利用を予約できる。必ず予約する必要はない。
・前扉にリフトを設置していたが、交通事故で前扉が破損した。このため中扉にリフトを設置している。運転手は席を離れて、車いすの乗り込み介助からベルト固定まで運転手が実施している。
・低床バスは、雪が多いため採用は無理である。

 

(3)Metro(キング郡首都シアトル交通局)
Metroは、人口200万人の新しい首都キング郡政府の公共交通機関として知られている。多くの人は知らないが、過去2回、北米で最大公共交通システムの最適運行を行っているとして表彰されている。
Metroは、標準のバス、連接バス、トローリーバス、デュアルモードバスと市電を約1,300両運行して、営業面積2,128平方マイルで年間7,500万人の延べ乗車者がある。障害者に対しては、約1,000のアクセシブルな車両で164路線を運行している。
Metroは、バス車両を増加しているが、20年前から、健康的な環境とエネルギー効率の良い交通を提供すると明言してきた。
Metroは、国内で最大の公共的相乗り事業を運営しており、500台以上のバンで年間300万トリップ成し遂げている。5,000人以上がこれらのバンを毎日使用することにより、約4,500台の自家用車が地域の道路から排除されている。地域の相乗り相手取りつぎシステムは、通勤形態を変え、コンピューターによる氏名照合により、7つの郡で新たに、自家用車相乗りとバン相乗りを支援している。
将来のニードと中心街の交通混雑を軽減させるため、Metroは、中心街の地下に1.3マイルの電気地下バスを運行している。
?パラトランジット(ACCESS)
・キング郡が独自に実施しているサービスの対象人数は22,000人若い障害者、高齢者、低所得者に月−金曜日にサービスを提供
・ADAに規定されているサービスの対象人数は13,000人バンサービスを週7日間利用できる。
・6,000人が両方のサービスを利用している。
・パラトランジットの経費を軽減するために、バス乗車訓練(Travel Training)を実施ている。訓練参加は自発的であるが毎日バンサービスを受けている人が対象。2年間で90名が受けている。
・利用希望者は、利用サービスを意識せずに1ヵ所のブローカーに電話するだけでよい。
・登録者の33,000人はデーターべース化している。
・ブローカーの2ヶ所と会社の5ヶ所はネットワークで接続している。
?固定路線バス
・バスは1,148台保有しており、1,Ol1台(88%)にリフトを設置している。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION