日本財団 図書館


 

・パラトランジットの事業は拡張を計画している。
・使用目的の制限はない。しかし、通勤・通院・リハ訓練が多数を占めているが、全体の50%に押さえている。ADAのガイドラインに規定されている。
・L−VANでは、500トリップ/日で、その内、40%が車いす使用者。
?路線バス
・ノンステップ・バスはカナダの“New Flyer”社製造
・700台以上の路線バスの80%はアクセシブルになっている。低床バスは、リフトバスと比較して故障が少ないし、一般乗客の乗降時間が少ない。2000年に向けて100%アクセシブルにする計画だが、低床バスを導入したい。しかし、低床バスとリフトバスを混合して導入するであろう。
・低床バスは、人気がある。
・低床バスの車両価格は25〜27万ドル(2,875〜3,105万円)。ただし1ドル=115円として計算。
標準バスは20〜22万ドル(2,300〜2,530万円)。
・路線バスではリフト使用は、50トリップ/日

 

(2)MBTA(マサチューセッツ湾岸交通公社)
1993年現在、MBTAは、全米で大量交通機関の6位を維持している。面積1,038平方マイルの78市町村域で人口2,608,638名にサービスを供給している。この事業を維持するために、155バス路線(1,107両のバス)、3つの軽鉄道路線(219両)、5つの路面電車路線(12両)(中央部が地下鉄のグリーン線)、4つのトローリー路線(50両)と11の通勤鉄道(304両)を保有している。さらにパラトランジットサービスのために129台のリフトバンと契約している他社保有の120台のリフトバンを設備している。ウィークデイの全平均乗客数は922,000人である。そのうち、74,000人が通勤鉄道による。
?パラトランジット(THE RIDE)
・door-to-doorのサービス
・サービス地域は78市62地域
・35,000人がサービスの対象者
・1996.7−1997.6の会計年度予算は2,000万ドル
・RIDEは民間会社7社と契約して運行している。
・250台のリフト・バンを保有している。(130台はMBTAが購入、120台は会社が購入)
・リフトバンは4台の車いすを乗せることが出来る。
・予約システムは契約している会社毎に実施している。
・営業時間は6:00am−1:O0am
・私企業のリフトバンは片道$50、長距離は$200と高い。MBTAでは$1である。
・運転手と従業員は8時間の障害者対応教育を受ける。
?固定路線バス
・全米で6位の規模で最初に路線運行サービスを開始した。
・障害者対応はADA施行以前の1982年にリフトバスを導入している。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION