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ン代で1回のトリップに14〜15ドルかかる。運賃は1人$1である。6社と契約しているが、入札で契約している。契約の内容は、配車、運転手とメンテナンスを委託契約している。車両はTRI−METが提供している。契約会社で対応できないときはタクシー会社に頼んでいる。
年間900万ドルの予算で十分ではなく、なんとかやりくりしているとのことである。登録の時点で固定路線利用を勧めており、また路線バスの利用を促進させるために、リフトバスを低床バス導入に移行している。
ちなみに登録者の5%(2,500人)が運行量の40%を占めている。
?固定路線
1980年に精神障害者に配慮して地域のゾーンを色違いの絵で表現した。50路線がダウンタウンに乗り入れており、郊外では1路線のバス停しかない。バス停の間隔は標準で440ft(134m)である。営業地域は、600平方マイルをカバーしている。バス630台で90路線を運行しており、月〜金曜日の平日には70,000マイルを走行する。
1999年には100%アクセシブルにする予定である。1996年現在、バス630台中90台にリフトが設置されていない。路線バスに400件/日の車いす使用者が利用している。
1982年にリフトバスを採用し始め、1988年からは全ての新車にリフトを設置している。これは、運転手が座席からリフトの操作を行うもので、リフトバスの設置費用は$5,000増である。1,200マイル毎に点検している。保守人員は60台に1人の割合である。
低床バスは22台注文済である。さらに120台注文する計画である。注文先は、カナダのNewFlyerである。
低床バスシンポジウムがあり、アメリカからは製造3社が参加していた。ゲーリック社、ORION社等である。標準的な路線バスは$25万である。低床バスは$1万増程度である。
100%低床バス(TrueLow−floorBus)は機構が全く異なるのでメカニックが嫌がる。
都心部ではl00%低床バスが適しているが、郊外では50%低床バスが適していると考える。歩道のない路線ではリフトバスを使用する。
全米でも低床バス導入では進んでいる。中でもビクトリア市が最初である。バス製造企業の約50%が低床バスを製造している。

 

 

 

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