序
本開発研究は、我が国造船業における生産性向上対策の一つとして提唱されている造船業CIMの実用化を加速する支援環境を開発研究し、我が国造船業をはじめ組立産業全体の次世代情報システム化促進に貢献しようとするものである。 0.1事業の目的 各産業においてCIM(コンピュータによる統合生産)のシステム構築を進めており、造船業においては(財)シップ・アンド・オーシャン財団が造船CIM構築の基盤であるフレームモデルを開発し、現在、造船各社がCIMの構築を推進している。一方、製造業の情報化は更に進展し、個別企業の情報化に止まらず企業間協調の方向性が求められている。 よって、本事業ではCIMを容易に効率よく構築するとともに協調のための基盤を提供するため、組立産業汎用のプロダクトモデル構築支援環境(GPME:General Product Model−ing Environment)を開発し、造船はじめ組立産業全体の次世代情報システム化促進に寄与することを目的とする。 0.2事業の計画
本年度計画では、組立産業全般を対象とし、世の中にある高度な情報技術を応用して、プロダクト情報のレベルで設計から生産までのシステム統合とプロセス統合の早期実現を支援するため、システム化技術上の共通基盤としてのGPMEを開発実装する。 (1)GPMEの開発 ・コモンフレームライブラリ(CFL:Common Frame Library)、ユーザファンクション(UF:User Function)作成コモンフレームライブラリ実装、べーシックフレームライブラリ実装 ・プロダクトモデリング言語(PML:Product Modeling Language)作成C++プロダクトモデルアクセスインターフェイス(PMAI:Product Model AccessInterface)実装 ・ユーティリティ作成ユーティリティ実装 ・グラフィック。ユーザインターフェース(GUI:Graphic User Interface)作成オントエディタ(0ntoEditor)実装プロドエディタ(ProdEditcr)実装 (2)拡張フレームライブラリ(EFL:Extended Frame Library)の開発 前ページ 目次へ 次ページ
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