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て23名であった。会議は議長のJ.F.Chapuy氏(SEMT Pielstick)の開会の挨拶で9時30分に始まり、最初に今回のホスト役であるN.Chell氏(Lloyds Register)よりロイド船線協会の簡単な紹介があった。
ハンブルクで10月1日から5日にかけて開催されるSMM’96(国際海事展)において、10月4日にCIMACの活動の宣伝を兼ねてCIMAC DAYが設けられ、6編の話題提供が行われる旨の説明があった。
関連する他のWGの活動状況について、WG“Emission”では、NOxの計測装置および微粒子の計測法について議論されており、WG“Heavy Fuel”では、ISOの燃料油規格の改訂を受けて、現在の燃料油Recommendationの改訂作事に入っており、1999年に新しいRecommendationが発行される予定である。
2ストローク低速機関の潤滑ガイドラインの作成作業は、7月にサブグループの委員会が開かれ、細部の修正作業が行われており、最終段階に入っている。CIMACの上部組織で承認されれば来年中頃には印刷される予定である。表紙のデザインがまだ決まってない。
今回で2ストローク機関の潤滑ガイドラインの作成作業がほぼ終了したので、次回会議以降、何をやるかが検討された。高速ディーゼル機関の潤滑ガイドラインの作成を共通点の多い中速機関のガイドラインを改訂する形で行い。将来は4ストローク機関用と2ストローク機関用の2冊にまとめる等の意見が出た。これについては次回会議で決定する。
その他、K.C.Lim氏よりMobilとBPの提携関係について説明があった。次回会議は、1997年4月17日にNew Sulzer Dieselがホスト役となりスイスで開催される予定である。コーヒブレ―クと昼食を挿んだ会議は15時すぎに終了した。

 

3. CEC IL047会議の概要

議長のM.Cannon氏(Shell Research)の開会の挨拶の後、ホスト役であるN.Chell氏より挨拶があり9時30分より会議が始まった。出席者は22名で、日本からは2名(筆者と武藤幸夫氏)が出席した。
舶用エンジン油評価のためにどういうエンジンを用いているかのアンケート調査に関する報告があった。
本委員会で行った残さ油を用いた場合のトラブルに関するアンケート調査結果をまとめたものが1997年5月に開催されるCECの第5回シンポジウムで「Residual Fuel Detectionand Interaction with Lubricating」と題して発表される。その原稿案について検討し、数カ所の修正意見が出た。
CECでは使用中の潤滑油の標準的な分析法を「CEC M−13−T−92」として売行しているが、これの改訂作業を始めている。前回の会議で小委員会が設立され、現在種々の測定法について検討中である。

 

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図3 クロイドン中心部

 

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図4 クロイドンのシンボル?クロックタワー、手前はクイーンズガーデンという公園

 

 

 

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