
セッション?W
[FAO 世界食料サミット」に向けて
人口と食料に関するアジア戦略
ラウンドテーブル・ディスカッション 司会:シフ・カレー(AFPFD事務局長) ラウンドテーブル・ディスカッション「FAO世界食料サミットに向けて一人口と食料に関するアジア戦略」を始めます。このセッションは、食料安全保障について話し合う特別セッションです。 昨日、AFPPDの運営委員会で人口と食料安全保障をテーマとすることが決まり、AFPPDが1年間をかけてアジアで食料安全保障と人口のどのような内容について取り組んでいくのかということを決めるための討議の場です。 農業食料機構が、世界食料サミットをローマで今年の11月に開催します。この世界食料サミットでは、いろいろな国が一堂に会し、貧困、栄養不良、飢餓、食料安全保障について討議をします。これに関連し、いろいろな戦略が立てられ国際的、地域的、国家的なレベルで様々な政策をつくることになります。 国連は1996年を貧困撲滅の年としました。AFPPDが、それに先立って、皆様の支援を動員して、貧困の撲滅に立ち向かっていきたいと思います。それに付け加え食料の安全保障、貧困及び栄養不良について討議していきたいと思います。 AFPPDは、過去に国連主催の政府間会議で各地域議連の協力を仰ぎ、人口と開発に関する国際的な議員会議を開催してまいりました。1994年にはエジプト・カイロで国際人口開発議員会議、次いで1995年3月にはコペンハーゲンでの社会開発サミット’と同時期に、国際人口・社会開発議員会議、8月には中国・北京の第4回世界女性会議国会議員に合わせて、東京で国際女性人口開発議員会議を開催しました。東京での国際女性人口開発議員会議は、この3つの会議のうち、もっとも有意義な会議だったと思います。 60カ国から90名ほどの女性議員の参加があり、東京で協議の後北京に移動しました。東京会議に参加された国会議員の方々の北京会議への貢献があって北京の会議が成功したのだと思います。これら実績どこの一連の流れに基づき、AFPPDは人口と食料に関する国会議員会議を企画していますが、その第一歩をこの会議から始め、アジアの人口と食料に関する準備を始めたいと思います。 この問題に関して、国家レベル、地域レベル、小地域レベルで、多くの国会議員の方々から意見を伺いたいと思っています。 現在多くの“人口と開発に関する地域議員グループ”が活発な活動を行っています。アメリカ地域では、「人口と開発に関するアメリカ地域議員グループ」、アフリカ地域では、「人口と開発に関するアフリカ・中東の議員フォーラム」、また、ヨーロッパの国会議員の方々、その他の同僚にも意見を仰いだ上で国際的な会議を開催していかなければならないと思います。皆様のご同意が頂ければ、私どもも、アフリカの議
前ページ 目次へ 次ページ
|

|