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来賓挨拶

 

人口と開発に関するアジア議員フォーラム議長
桜井新

 

フィデル・V・ラモス・フィリピン国大統領閣下、ネフタリ・A・ゴンサレス上院議長閣下、ナフィス・サディック国連人口基金事務局長、ご参集の各国国会議員の皆様、第12回人口と開発に関する国会議員代表者会議にご参集賜わり厚く厚く御礼申し上げます。
フィリピン国は、近年、急速な発展を遂げ、世界の注目を集めております。フィデル・V・ラモス大統領閣下は、私どもAFPPDの友人であり、活発なメンバーでもある、レティシア・ラモス・シャハニ上院議員のお兄様でもあられます。
大統領閣下の卓越した指導力のもと、フィリピン国が、めざましい発展を遂げられていることは、私ども、AFPPD全員にとりまして誇りであり、この活気のある国で、フィデル・V・ラモス大統領閣下、ご臨席のもと、今回、
「第12回アジア国会議員代表者会議」を開催できましたことは、大変な喜びであります。
会議開催に、ご尽力いただいた、関係者の皆様に、衷心より、御礼を申し上げます。
フィリピン国は、私の国、日本の隣国であり、平均気温こそ違いますが、周りを太平洋に囲まれた、島嶼国として、よく似た自然環境、国土面積を持っております。また、米を主食とし、魚を主菜とするなど、文化的にも、兄弟のような国であります。このフィリピン国の女性の社会進出は、世界的にもよく知られております。
今回、会議の準備に、多大なご協力をいただいた、「フィリピン立法者委員会」共同議長であるレティシア・ラモス・シャハニ上院議員、アキノ・オレタ下院議員は、私ども、AFPPDの活発なメンバーとして、その活動は、広く知られております。まさに、フィリピン国の女性の活躍を象徴している、お二人であります。
特に、シャハニ上院議員は、AFPPDにおきましても、女性委員会議長として、重責を担っていただき、ご活躍いただいております。
また、私どもが、世界に呼びかけて、1994年9月にエジプト国、カイロで開催しました、「国際人口・開発国会議員会議」では、総括報告責任者として、強力なリーダーシップを発揮され、カイロ宣言の採択を実現することができました。そして、言うまでもなく、中国の前に開かれました「第3回世界女性会議」の事務総長も務められた、人口・女性問題に関する専門家でもいらっしゃいます。
今回の会議の目的は、過去2年間、論議されてきた女性問題に対し、一応の結論を出し、各国政府に具体的な提言を行うために、「マニラ提言」を討議していただき、

 

 

 

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