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この保存期間中に、送達未確認による再度送信、また相手の要求により再度送信を行う可能性があります。また、受信したEDIメッセージも、EDIアプリケーションヘの引き渡しが終了後、EDIアプリケーションの処理終了時点までの期間保存する必要があります。EDIアプリケーションの障害等で、再度受信変換が必要になることもあります。

2.3 EDIメッセージファイルのメンテナンス
 EDI変換後のEDIメッセージファイルは、保存期間が過ぎれば、EDI変換ソフトウェアから外部記憶装置へ移動させることが出来ます。また、定期的に保存期限が過ぎたEDIメッセージ・ファイルを外部記憶装置へ移動する作業を行い、資源の無駄を減らすとともに、業務遂行上の安定運用を確保します。移動作業は、日付、交換相手(パートナー)、メッセージの種類、コントロール番号等の項目をキーとして使用して対象を確定します。また、受信したEDIメッセージについても同様に、EDIアプリケーションヘの引き渡しが終了し、EDIアプリケーションの処理終了を目処に、外部記憶装置へ移動して保管する必要があります。

2.4 ファイルのバックアップ
(1)EDI変換ファイルのバックアップ
 EDI変換ソフトウェアが使用する変換テーブル(マッピングテーブル)ファイルは、内容の修正追加等の変更時、および定期的に外部記憶装置にバックアップする必要があります。EDI変換ソフトウェアのバックアップのメニューがありますので、その指示に従ってバックアップを行います。バックアップファイルは他のソフトウェアのバックアップファイルと同様に正しく保管して下さい。

(2)交換相手テーブル(パートナーテーブル)のバックアップ
 EDI変換ソフトウェアが使用する交換相手テーブルは、内容の修正追加等の変更時、および定期的に外部記憶装置にバックアップする必要があります。EDI変換ソフトウェアのメニューに従ってバックアップを行います。バックアップファイルは他のソフトウェアのバックアップファイルと同様に正しく保管して下さい。

3. 状況が発生したら行う作業

3.1 EDIFACTメッセージデータベースの追加登録
 新たなEDIメッセージを採用する場合、すでに登録してあるバージョンと異なるバージョンのEDIメッセージを使用することがあります。この場合、EDI標準メッセージ・データベースから使用すべき新たなバージョンのEDIメッセージを追加

 

 

 






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