図5.4.2.1局所格子細密化
図5.4.2.2非構造格子
5.4.3砕波モデル
肥大船の船首で、特にバラスト状態において発生する砕波現象は、自由表面計算を困難にするため、詳細計算による検討とモデル化を検討した。図5.4.3.1.2に水面貫通柱まわりの波紋を示す。船首の首飾り状の波が捉えられている。
図5.4.3.1水面貫通翼型柱の砕波計算上:計算値、下:実験
図5.4.3.2水面貫通翼円柱の砕波計算上:実験、下:計算
5.4.4可視化情報定量化
船体表面摩擦応力分布は船尾縦渦の形成と密接な関連がある。従来は定性的なパターン認識にのみ用いられていた油膜法を改良し、油膜の移動量を画像処理によって計測することによって、表面摩擦応力計測ができる、新しい可視化計測法を開発した。図5.4.4.1に、回流水槽で得られたSR196C船型の限界流線と船体表面摩擦応力分布を示す。
図5.4.4.1油膜の移動量に基づく可視化情報定量化(SR196C船型)
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