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2. 小型試験片及び中間型試験片を用いた腐食疲労実験による各種要因の把握

 

2.1 小型及び中間型試験片による試験の目的及び実験共通項目
2.1.1 目的
バラストタンクの腐食疲労強度評価法を確立するため、小型及び中間型試験片を用いた人工海水中腐食疲労試験を行い表2.1−1に示すマトリックスについて各種因子の影響を明らかにする。母材については平板切欠き板試験片を用い、海水環境における切欠き形状、温度、塗装膜厚、電気防食(及び間欠浸漬)などの効果を明らかにし、強度評価の基礎データとする。さらに、溶接継手(突合せ継手、角回し溶接、中間型)試験片についても温度や塗装の影響について実験し検討する。そこで得られた結果は、バラストタンクの腐食疲労寿命評価法の基盤となると共に、次章の中型構造モデル試験における疲労寿命評価のための基礎データとする。

 

表2.1−1 小型試験片(および中間型試験片)を用いた腐食疲労試験条件一覧表

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2.1.2 供試材
供試材は、船体用鋼板として現在広く使用されている日本海事協会(NK)規格KA32である。同一スラブから板厚10.0mmx幅2000mmx長さ3000mmの鋼板をTMCP(Thermo-Mechanical Control Process、加熱工制御法:ただし、板厚が小さいため非水冷であり、CR(温度制御圧延)と同様)により製造した。本研究期間の3年間で各年毎に同一の供試材とした。それらの代表的化学組成を表2.1.2−1に、機械的性質を表2.1.2−2に示す。

 

表2.1.2−1 供試材(KA32)の代表的化学組成

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表2.1.2−2 供試材の代表的機械的性質

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