第3章 強度計算
3.1 構造に関する通則
3.1.1 寸法
−1.部材の断面係数は、部材の両側それぞれ0.1lの幅に含まれる板部材を含む値とする。
ただし、0.1lの幅は隣接する部材までの距離の半分を超えてはならない。
ここで、lは、各規定における部材の長さとする。
−2. 曲縁板の曲げ半径は、できるだけ板の厚さの2倍以上3倍以下とする。
3.1.2 桁、防撓材等の端部固着
−1.桁の端部を隔壁板、タンク頂板等に固着する場合には、隔壁板、タンク頂板等の反対側に有効な支持材を取り付けること。
−2.肋骨を取り付ける肘板及び隔壁、深水タンク等の防撓材を取り付ける肘板の、肋骨又は防撓材と固着される側の腕の長さは、各規定における逆の1/8未満としてはならない。
3.1.3 肘板
−1.肘板ののどにおける深さが長腕の2/3未満の場合は、肘板の厚さを適当に増加すること。
−2.肘板に軽目礼を設ける場合は、軽目礼の周辺から肘板の逆縁及び腕までの距離を軽目礼の径以上とすること。
−3.長腕の長さが800mm以上ある場合は、倒止を防ぐ措置を採る場合を除き、肘板の逆縁を曲縁とするか又はその他の方法により防撓すること。
3.2 板部材
3.2.1 最小板厚
各板部材の最小板厚は、次の算式による値以上としなければならない。
γは、表3.1による。
表3.1 γの値
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