6.4.2 船側構造
(1)横肋骨
横肋骨の心距は400mmを標準とし、肋板の位置に配置する。
横肋骨の上端は、肘板により甲板及び横置梁と有効に固着させ、肋骨頂部の甲板が縦構造方式の場合は、上端の肘板は肋骨に最も近い縦通梁まで達せしめ、これと固着する。
横肋骨の下端は下図の要領によって船底各部材と有効に固着する。
横肋骨は船側外板と同等の水圧を等分布荷重として受ける両端固定の梁として取扱い、最大応力が材料の耐力と等しい条件を求める。したがって、横肋骨の断面係数Zは、次の式によって求められる。
船首楼外板横肋骨の寸法は、横肋骨の寸法に準じる。
その他の船楼については、水圧Pを0.75Pとして計算した寸法まで減じることができる。
(2)船側縦通桁
横肋骨のスパンが1.5mを超える場合は、これを支持する船側縦通桁を隔壁間及び特設肋骨
間に設ける。
船側縦通桁は両端固定、心距に相当する幅に等分布荷重を受けるものとして計算する。したがって、船側縦通桁の断面係数Zは、次の式によって求められる。
前ページ 目次へ 次ページ
|
|