用する場合はJIS規格SUS 304L又はSUS 316Lの熱処理材を使用することを標準とする。
プロペラ直後にある複板舵では、プロペラによる水圧変動で舵板が振動し、応力腐食によるき裂発生の原因となるので、プロペラ回転数×翼数の振動に同調しないよう、厚手の舵板を使用する。栓溶接による舵板取付は、連続すみ肉溶接に比べ固着度が低く、パネルの振動数を低下させるので考慮しておかなければならない。
図6.8
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