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図5.26

 

 

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ただし、アームを複板溶接構造とするときはc2tを上の式の2.15倍以上とする。
中実アーム溶接構造は、アームを座板に差し込んで両面すみ肉溶接とすべきである。
複板溶接構造のものは中実溶接構造と同じレベルの応力に対し安全であったものもあるが、溶接欠陥によりかなり弱かった例、特に左右両面板が前後縁で溶接され、さらにそれが座板と溶接されるとき、ここに欠陥の出ることが多い。それらを考慮して許容応力を1/2.15におさえた。
複板アームは軸の曲り、プロペラのアンバランスなどによる横振れに対しては中実アームより強いが、基本的なプロペラ起振力に対しては利点がなく、推進性能上の損失も大きく、特にキャビテーションが問題になる速力では不利になるので推奨できない。
サーフェーシングプロペラ(低速では全没して大きなスラストを出すが、高速となると艇が

 

 

 

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