据付ボルトをSF50、頂板をA5083P−Oとしたとき、σ、=50kgf/mm2、σ、:28kgf/mm2でt≧0.45φとなる。
ボルト孔と頂板端部との間の寸法互は、(b)及び(c)から求めれる。
とする。工作上、軸心決定時の精度を考えると、頂板のlには十分な余裕をとることが望ましい。
一般に主機関据付ボルトのピッチは十分な大きさを持つのが普通であるが、集中支持脚を持つ機関の支持脚の据付ボルトは、各支持脚に対し、1本、1列2本、2列4本、2例6本等が配置される。この場合、前後方向のボルトのピッチがボルト径の3倍に満たないとき、頂板の厚さを増して断面積をピッチが3pのときと同等以上とする。
(2)固定ライナー
主機関台頂板上には適当な仕上げ代を持った固定ライナーをすみ肉溶接で取付ける。
固定ライナーは機関据付脚の据付面に対し必要な余裕を持った面積とし、軸心見通しのうえ表面高さを仕上げる。
固定ライナー厚さは船体の仕上り寸法精度によるものであり、工場の実績によって決定する。
(3)主機関台頂板下桁板及び肋板
これらはスラミングによる加速度を考慮した機関重量及び推力等を船体構造に伝達する構造とし、また、主機関の不平衡力及び不平衡モーメントによる起振力に耐え、その振動数に同調しない構造でなくてはならない。
板厚は表5.42に示す例から高速機関に対する平均的な値として
前ページ 目次へ 次ページ
|
|