
船側外板同様に接舷時、係留時の外力が決定的なものとして外力を考えるとしたら、接舷時に防舷物を介して船側縦肋骨が船の行き足を止める場合を、衝撃加速度を一定とすれば、縦肋骨の外力による曲げたわみは、Wl2/EIに比例するものと考えてよい。アルミニウム合金のEは一定と見て省略すると、IはWl2に比例することになる。
この関係を表5.27、図5.9に示す。「交通航2」は船底縦肋骨と同じ珠山形材を使用して、見るからに過大寸法であるから除外すると、図で見るように断面2次モーメントIは、2/3〜1.5Wl2の範囲にある。いずれも無難に使用されていて、最も軽い構造でも差支えないことを示している。強いて言えば小さい船の方が大きめの縦肋骨を使っている。
表5.24 船側外板
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