日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 技術 > 海洋工学.船舶工学.兵器 > 成果物情報

造船現図指導書

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


 

4.1弾性変形
力を加えて曲げたり捩ったりするとき、力を外せば元に戻る場合を、弾性変形という。
加える力を更に増すと、力を取除いても元に戻らず、曲りや振れの形状が残るようになるこの残った形状を塑性変形という。
船体曲面がなだらかで、外板を曲げ加工しないまま組立工程に送り、板継支持治具の上で板の自重と僅かの人力で所要空間形状に馴染ませることができる場合があるこの外板の状態を「自然撓み」という。同じように肋骨の形材部品で、曲げ加工省略の「自然撓み」もあり、捩れだけを組立工程で与える「自然捩れ」もある。
自然撓み捩れは曲げ工程を省略できるので、これに伴う横持ち(移動)も不要になり得策であるこの範囲は部材全体の曲り量や捩れ量から削るのではなく、部材の中の最も曲り・振れの大きい部分で判断するいくらか過不足はあってもよいから、加工・組立の両工程と事前協議し、大胆に決めてゆく。
数値現図システムにおいては、判定式を内蔵し、自重と人間の体重程度の加圧で計算を行う自動判定機能を有するものがある。
自然撓み振れは、弾性変形の中にあり、理論的に求まる。
曲りのとき、圧縮量と伸長量はバランスするから、例えば矩形材の場合(図2.4.6)、中心位置となる山形材などでは、断面二次モーメント中心であり、形材表に数値が示されている。

041-1.gif

図2.4.6

4.2 塑性変形
曲げ加工のとき、中性軸の位置は加工法により変る加熱収縮による加工では、「伸び」は起こらず、収縮力の反動として「伸び」が起こったとしても僅かで、無視できる中性軸とは曲げ加工の前後で長さの変らない位置であるから、焼かない部分にあることになる山形材に楔状の焼込みで収縮を生じさせて、反りを与えるとき(図2.4.7)、中性軸は加熱しない辺縁である。

041-2.gif

図2.4.7

041-3.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
67位
(31,386成果物中)

成果物アクセス数
165,049

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2019年7月20日

関連する他の成果物

1.通信教育造船科講座 船舶関係法規 学習指導書
2.通信教育造船科講座 船殻設計学習指導書 学習指導書
3.通信教育造船科講座 工場管理 学習指導書
4.通信教育造船科講座 船体工作法 学習指導書
5.通信教育造船科講座 船舶計算 学習指導書
6.通信教育造船科講座 基本設計 学習指導書
7.通信教育造船科講座 艤装
8.通信教育造船科講座 船舶関係法規
9.通信教育造船科講座 船体工作法
10.通信教育造船科講座 工場管理
11.通信教育造船科講座 基本設計
12.通信教育造船科講座 船殻設計
13.通信教育造船科講座 船舶計算
14.アルミニウム合金船建造技術指導書
15.「小型造船技術講習」の報告書
16.平成8年度OECD等国際協議への対応に関する調査報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から