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6.3 近似楕円
6.3.1 2等円を用いて近似楕円を描く
(1)2等円O,O'の交点をA,BとするAOの延長線と円Oの円周との交点をCとし、Aを中心に半径ACの弧を描く。
(2)同様に、Bを中心に半径ACの弧を描けば、近似楕円が求められる。

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図1.28

6.3.2 長軸と短軸が与えられた近似楕円を描く
(1)長軸AA'、短軸BB'の交点をOとする。Oを中心としてOAを半径とする弧が短軸BB'の延長線と交わる点をCとする。
(2)Bを中心とした半径BCの弧がABと交わる点をDとする。ADの垂直2等分線が長軸AA'及び短軸BB'と交わる点をE,Fとする。
(3)Eを中心とした半径EAの弧GG'、及びFを中心とした半径FBの弧GHを引く。
(4)同様にしてB'A'上にBDに等しくB'D'をとり、以下(2)〜(3)の手順により弧HH'、G'Hを求める。

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図1.29

7 キャンバ(梁矢)とシヤー(舷弧)

7.1 キャンバ(梁矢)
7.1.1 正円弧キャンバを描く(その1)
4.2.2及び4.2.3に記載の「等分の3点を通る円弧を描く」(その1)及び(その2)の方法により正円弧キャンバを描くことができる。
7.1.2 正円弧キャンバを描く(その2)
(1)船の半幅をAB、キャンバの高さをACとする。BにてAB及びBCに立てた垂線がABに平行なCDと交わる点をそれぞれE,Fとする。
(2)AB,BE,CFを等分する。ここでは例えば4等分することとし、それぞれの等分点をA1、A2、A3、B1、B2、B3、C1、C2、C3とする。

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図1.30

 

 

 

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