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5.2 正六角形
5.2.1 円に内接する正六角形を描く
(1)円Oの円周上の任意の点Aを中心として円Oと同一半径の弧を描き、交点をB,Fとする。
(2)Bより同一半径の弧を描いて交点Cを求め、同様にして順次交点D,Eを求める。A,B,C,D,E,F,Aを順次直線で結べば正六角形となる。

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図1.22

5.2.2 一辺が与えられた正六角形を描く
(1)与えられた一辺ABのA,B点各々を中心として半径ABの弧を描き、その交点をOとする。
(2)Oを中心として半径ABの円を描き、その円周を半径ABで分割した点をC,D,E,Fとすれば、B,C,D,E,F,Aを結ぶ図形は正六角形となる。

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図1.23

5.3 任意の正多角形
5.3.1 円に内接する任意の正多角形を描く
4.1.3で述べた「円周を任意の数に等分する」方法と同様である。円周の等分点を順次直線で結べば、求める正多角形が得られる。
5.3.2 一辺が与えられた任意の正多角形を描く
(1)与えられた一辺ABのAを中心として半径ABの弧を描き、ABの延長線上の交点をCとする。
(2)B,C各々を中心とする半径BCの弧を描き、両弧の交点をDとする。
(3)CBを求める正多角形の辺数に等分する。ここでは例えば7等分するとする。
(4)Dと第2等分点2とを結び、その延長線と弧BCとの交点をEとすれば、AEは求める多角形の第2辺となる。
(5)ABとAEの垂直2等分線の交点をOとしてAOを半径とする円を描き、その円周をABで等分割すれば、求める正多角形が得られる。

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図1.24

 

 

 

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