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ることができる。

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(3)キャビテーションの防止法
まだ確立した完全な方法はないが、次のような事項を考慮することで、キャビテーションはかなりの程度まで、防ぐことができる。
?@プロペラの取付け位置1(プロペラの深度)を深くする。
?Aプロペラの翼面積を大きくする。
?B翼先端付近の翼型をオージバル型にする等、翼断面形状を改善する。特に、翼前緑部の丸味を、あまり小さくしないようようにする。
?Cプロペラに流れ込む水流がなるべく均一になるように、船体後半部の形を改良する。
?Dプロペラの表面を清らかに保つ。
?Eキャビテーション・エロージョンに対して強い材料を使う。
上記?@〜?Eまでの防止策でもキャビテーションの防止が困難な場合には、2.2(8)で述べたように、ホロー・フェイス断面を用いるか、さらに困難の場合にはSC断面を用いる。

 

 

 

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