まず、次の項目は既知とする。
(ア)0.9R(半径の90%の真先増に近い位置)における翼新面の厚さ幅比、c
(イ)直径D(m)
(ウ)真のスリップ比、s
(エ)平均翼幅比、b
(オ)プロペラ軸中心の水面からの深さ、I(m)
(カ)0.9Rにおけるビッチ比、P0.9R
P0.9Rとsから図によりAを求める。さらに、Dを用いてBを求める。次に、(A+c)を計算し、この値とbおよびIを使って、さきに求めたBの値に相当するNcの値を読みとる。このNcが求める臨界回転数である。
?Aバリルの方法
バリルはプロペラの荷重度によって、キャビテーションは、次の式で定奏されるバリルのキャビテーション係数σBが、ある値より小さくなると発生するとして、図2.10を提案している。
また、プロペラ荷重度は、次の式で定義している。
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