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2.2 プロペラの主要日と形状

プロペラの設計に必要な主要項目は次のようなものである。(図2.1参照)
(1) 直径(D)

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図2.1 プロペラの要目の名称

プロペラが1回転したとき、翼の先端が画く円の直径で、この円の面積を全円面積(A)という。
(2) ピッチ(H)
1つの軸上に一端をもつ直線が軸のまわりを一定角速度で回転しながら、軸に沿って一定速度で前進するとき、1回転の前進距離をピッチといい、この直線が画く面をピッチ面(らせん面)という。
(3) ピッチ比
(H/D)ピッチ(H)をプロペラ直径(D)で割った値をいう。
(4) ボス比
ボスの直径(DB)をプロペラの直径Dで割った値をいう。普通1体式プロペラでは0.16〜0.2程度の値をとる。
(5) 翼輪廓
楕円型、えぼし型、末広型がある。一般に一軸船では「えぼし型」と「楕円型」を加味したものが用いられ、2軸船では楕円型が常用されている。(図2.2参照)

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図2.2翼輪廓図

 

 

 

 

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