等分した区分をさらにこまかく偶数等分しで求めるのが普通である。(たとえば、図2.10または2.11のような分割)
また、直立状態の船体は左右対称であるので、そのときの船の水線面面積の計算は船の中心線を基線する片舷のみについて行ない、2倍すればよい。
シンプソン第1法則を用いて求めた水線面の面積(Aw)は、一般に次式で示される。
ここで、
Awば両舷合計の水線面の面積(m3)
hは船の長さを10等分1二したときの各横截面の間隔(m)
sはシンプソン係数
yは各分割点における水線面の片舷の船幅(m)
2.3 浸水表面積(Wetted surface area)
船が水に浮ぶとき、水と接触している部分の表面積を浸水表面積という。浸水表面積は船の水抵抗や外板の重量を算出するとき必要である。
浸水表面積を求めるには、各様截面において、船体中心線より水線に至るガース(胴周り)の長さを測り、これをシンプソン第1法則を用いて計算すればよい。
ここで、
h:各様截面の間隔
g9〜10:各横截面の船体中心線より水線までのガースの長さ、(m)
なお、浸水表面積を概算するには、次のような近似式がある。
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