小型鋼船構造基準にもとづく構造部材寸法計算書の例は、199トン型貨物船について、学習指導書3.6・13(P.25〜P.37)を参照されたい。この基準は数式表示となっているので、表の左欄で計算し、右欄で実船に採用する寸法を市販鋼材寸法(マーケット・サイズ)と在庫を考慮して決定する。NK規則で計算する場合には、SCANTLING CALCULATION SHEET FOR CARGO VESSEL(貨物船用構造寸法計算書)および同じく FOR TANKERがある。この表はNK部内の承認図チェック用に作られたものであるが、便利であるので、造船所の構造設計でも使われている。英文と和文の混合で、NK規則に従って計算を進め易いように組んである。第3.5表にその一部を示す。