日本財団 図書館




練習問題の解答例

1 船内通信及び信号回路の絶縁抵抗値はいくら以上でなければならないか。

?@ 100V以上の回路では、導体相互間及び各導体と大地間の絶縁抵抗が1MΩ以上であること。

?A 100V未満の回路は、絶縁抵抗がO.35MΩ以上。

上記各号の試験は、回路内のすべての電気器具を取外して行ってもよい。


2 電気機器の接地において接地導体を使用する場合、その接地導体の大きさはいくらか。

接地導体の断面積はケーブルの導体断面積の50%(最小値2mm2)以上とする。ただし64mm2を超える必要はない。


3 電線がい装の接地方法にどんなものがあるか。

?@ 接地用リード線を鋼板製又はステンレス板製のラジアスクランプによってがい装に締付けて接地する方法。

?A リード線を直接がい装に巻付けハンダ付けして接地する方法。

?B ケーブルがい装端をほぐして接地リード線として接地する方法。

?C グランドナットと座金の間にがい装端をはさみ締め付けることにより接地する方法。

?D 防爆機器などでケーブルクランプのある場合には、このクランプによってケーブルがい装を締め付けて接地する方法。


4 主電路金物の目的は何か。

主電路金物は、群れをなして布設する電線を支持するために使用する金物である。


5 機器台取付け前準備作業について記入せよ。

?@ 機器台の取付けが完了しているのか、また溶接の落ち等はないか。

?A 機器台の取付け状態(水平度や取付け位置等)は良いか。

?B 機器台孔及び外形寸法等は取付機器に対して間違いないか。

?C 機器台内の必要な電路及び貫通金物等の取付けが完了しているか。

?D 機器台内部塗装が完了しているか。

?E 機器裏面の船体塗装が完了しているか。

?F 取付け用機材、工具及び保護オーニングの準備。

?G 機器取付け周囲の障害物(足場、コード類、ホース類、工事用照明)の除去。





前ページ   目次へ   次ページ

 

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION