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(a)自動始動装置

運転中の発電機の電圧が定格値の90%程度以下に降下し、かつその状態が所定時間継続したとき、休止中の発電機が自動始動する装置である。なお、電圧低下が所定時間継続しなくても、規定値以下に降下すれば休止発電機が始動する場合もある。

プログラムによる始動手順を説明すると以下のようになる。

1.低電圧リレー及び時限リレーの作動により、始動準備として始動空気電磁弁が開き、始動空気だめからの圧縮空気により潤滑油のプライミングピストンを作動させて初期注油を行う。なお、容量の比較的大きな発電用ディーゼル機関では、プライミングピストンの代わりに電動のプライミングポンプを始動させて初期注油を行う場合もある。また潤滑油のプライミングと同時に、燃料制御装置へ始動空気電磁弁から圧縮空気が供給され、燃料レバーに作動して始動時の燃料噴射量を適当に制限する。

2.潤滑油プライミングピストン作動後の空気が自動始動弁を開き、始動空気が空気だめから分配弁、始動弁を経てシリンダにはいり機関を回転させる。また始動空気が始動弁へ送られるのと同時に燃料遮断装置にも送られて燃料制御軸を拘束し、燃料制限装置いっぱいまでの運転状態となる。

3.機関始動後、回転数が定格回転数の30%程度になると、低速度リレーによって始動空気電磁弁を閉じるとともに、始動操作回路は開放されて燃料制限装置は徐々にもとの位置にもどり、以後自力加速して機関は調速機の制御に従い運





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