(e) ランプはその上縁がバランシンクローラの見通し線上に、キッカーは外側ホイルの見通し線上に板付けし、その後本付けする。(メーカーより寸法を入手しておく。)
(f) ハッチカバーをランプに搭載する。
(g) ストッパー、開閉用アイプレート、ローラーを本付けする。
(h) クレーン又は周囲のウインチにて静かに開閉し、ランプ、キッカー、ガイドレールの位置が適正であることを確認する。
(i) クランプの位置決めはあらかじめメーカーより寸法を入手しておき工事前に穴をあけておく。
(j) ハッチカバーを閉鎖し、ゴム当りをチェックし、良好であればパッキン当りガイドレールを本付けする。
(2) 試験
(a) チョークテスト
ホーステストの前にパッキン当りが正常かどうか確認するためチョークテストを行う。手順は
( i ) パッキン当りにチョークを十分塗る。
(ii) 各パネル間を完全に締め付けた後カバー全体をおろす。
(iii) カバーの周囲を完全に締めつける。
(iv) カバーの周囲の締めつけを外した後全体をあげる。
(v) 各パネル間の締め付けを外す。
(vi) カバーを開き、パッキンヘのチョークのつき具合が平均しているかどうか確認する。当りの悪い部分は肉盛り又はグラインダー調整し、再びチョークテストで確認する。
(b) ホーステスト
( i ) チョークテストと同順序で締め付ける。
(ii) 暴露側より規定水圧(2kg/cm2)にて放水し、ホールド側に漏水しないかどうか確認する。ホールド側には足場と照明を準備する。
9.3 小倉口蓋、扉、マンホール
(1) 小倉口蓋
倉庫や舵機室の出入用あるいはロープの出し入れ用に設ける事が多く、取付け上、下記の注意が必要である。