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の場合フランジ内面溶接部のフランジ面への盛り上りやスパッターを完全に除去する必要がある。

しかしながら管の組立を行うときフランジの抜きしろに注意し、フランジ内面溶接のとき、フランジ面への溶接の盛り上りを作らないようにして、事前に機械加工してあるフランジ面をグラインダーをかけずにすむよう配慮することが望ましい。


(2)管の内面

エルボー等の突合わせ溶接部の仕上げ及びスパッターの除去並びにフランジ取付け部の溶接ビードの仕上げ及びその周辺のスパッター除去を、グラインダーにて行う。

なお、長い管の内面仕上げは柄付グラインダーを用いる。


(3)管の清掃

管の清掃には、次に述べる酸洗いの他にサンドブラスト、グリットブラスト及びチューブクリーナー仕上げ・柄付グラインダー仕上げなどがある。なお焼曲げ管については、管の内面に砂が融着している場合があるので十分注意して清掃を行う必要がある。


4.7.2 酸洗い


一般に潤滑油管、燃料油管及ぴ油圧管等の油管は酸洗いにより清掃を行ったうえ、管内に防舳油を塗り防螂する。その他蒸気管等についても酸洗い清掃を行うことがある。

酸洗いは管の表面処理において、最も多く用いられている方法で次にその大要を述べる。

(1)工程

使用する液は主として塩酸であるが、硫酸、燐酸等を使用することもある。

次に塩酸を使用した場合を例にとって酸洗い作業を説明する。





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