日本財団 図書館




066-1.gif


(2)JIS F 2201から求めることもできる。



9.3.5 ブーム金物


デリック装置のブームに取付ける金具は次のとおりである。

(1)基部金物(基部アイ)

基部アイ、ボルト、ナットその他の寸法が、JIS F 2201に掲げられている。

(2)頭部金物

ブームの頭部金物は、滑車金物、控え索金物、二重張板その他について、JIS F 2201に、1トン〜2トン、3トン〜10トン、15トン用として示されている。



9.3,6 ポスト荷役金具


デリックブームに関連して、デリックポストに取付ける金具は、次のとおりである。

1. グースネックブラケット

(a)立ピン、(b)ブラケット、(c)滑車受、(d)その他

2. トッピングリフトブラケット

(a)本体、(b)シャックル、(c)ピン、(d)その他


(1)グースネックブラケット

グースネックブラケットの主体は、立ピンとブラケットであるが、ブームの基部金物と3個合わせて一体と考えるべきものである。

基部金物の中心線とピン孔は、立ピンの中心線とピン孔にそれぞれ合致していなければならない。また立ピンの軸心とも一致していなければならない。立ピンは垂直にしなければならない。 また、グースネックブラケットとトッピングリフトブラケットとは、同一の垂直線上にあるようにすることが必要である。 グースネックブラケットの標準は、JIS F 2203に示されている。





前ページ   目次へ   次ページ

 

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION