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(1)設計用資料集として特に編集したもの。
(2)基本設計図書及び完成図書。
(3)個人的な設計の覚書
(4)関係法規及び通達
(5)各種船級規則
(6)基準及び規格
(7)専門書及び専門誌
(8)数表及び便覧
(9)各種舶用品メーカーのカタログ
(10)推進・抵抗関係図表
(11)各種試験成績書
(12)日本船舶明細書
(13)内外の雑誌
(14)海事関係新聞及び週報
ここで(13),(14)は最近の情報収集に案外役立つことが多い。

 

1.3.2 設計用資料のまとめ方
(1)1・3・1の(1)項の資料集のまとめ方には一定の方式はない、各自が使いよくまとめればよいが、その一例を挙げると、第1−1表及び第1−2表の船舶要目表で、これは検査を必要とする船舶について造船所が完成図書と共に所轄海運局に提出すべき書類形式となりている、これを資料として使用するためには、なるべく所要事項を完全に記入して置くことが肝要である。
また、第1−3表も上手なまとめ方の一例である。
(2)1.3.1の(2)項は図箱に入れて整理するより1船をまとめて1冊のファイルとする方がよい。
(3)1.3.1の(3)項の覚書は基本設計を上手にノートでまとめる習慣をつけておくと、後日仝じ事を繰返す必要がなくて便利である。
(4)専門誌については12月号に年間の総目次があるものは、それをファイルする。
(5)メーカーのカタログは品目別にファイルする。
(6)その他の資料は、例えば推進・抵抗、復原性、構造、法規、旋回性、保針性、測度、水槽試験成績、船価見積、重量重心等に区分してファイルする。
(7)法規類は改正に気を付け、出来得れば毎年更新するとよい。
(8)内外の雑誌は図書室を利用し、必要記事は複写するとよい。

 

 

 

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