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ここで、Ir/a=Zpを極断面係数という。(はりの断面係数Zと同じ形である。)す
なわち上式ははりの公式
Sb=M/Z(指導書P.36(9)式)と全く同形となる。

 

2.5 箱船の例題(指導書P.46〜P.49参照)

縦強度計算における諸曲線の意味を理解しやすくするために、次に平水における箱船の簡単な問題を例にとって説明する。
〔例題〕長さ20mで自重10tの箱型船がある。その中央部に長さ10mにわたり一様分布荷物を10t積んだとき、平水中における荷重曲線、せん断力曲線および曲げモーメント曲線を画き、最大せん断力および最大曲げモーメントを生ずる位置およびその値を求める。ただし、船体重量曲線は一様分布とする。
〔解〕船体および荷物の重量曲線の縦座標は、それぞれ10/20=0.5t/m、10/10=1t/mとなり、浮力曲線の縦

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よって各曲線は第11図のようになる。
荷重曲線はA〜C間およびD〜B間では-0.5t/m、C〜D間では0.5t/mとなる。せん断力曲線は荷重曲線の積分曲線であるからC点で最大となり、その値はA〜C間の荷重曲線の面積(-0.5t/m×5m=-2.5t)に等しい。
曲げモーメント曲線はせん断力曲線の積分曲線であるから中央O点で最大となり、その値はA〜O間のせん断力曲線の面積(-2.5t×10m×1/2=-12.5t・m)に等しい。

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第11図

 

 

 

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