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1.3 構造基準(指導書P.4参照)

構造基準がなぜ必要となるか、よく理解してもらいたい。これらはあくまで普通の構造で、普通の使い方をする船について定めた最低基準であることを忘れてはならない。したがって、構造基準によって船殻設計のできる部材は限られたものである。

 

1.4 小型鋼船に対する構造基準(指導書P.5〜P.6参照)

小型鋼船に対する構造基準にどのようなものがあるか、その名称と適用範囲については常識として知っておくとよい。(小型鋼船構造基準、小型油タンカー構造基準、鋼製漁船構造基準、NK小型鋼船の船体構造および船体艤装)

 

1.5 造船用鋼材(指導書P.6〜P.14参照)

造船用鋼材については基礎知識として重要であるので、よく読んで理解してほしい。この程度のことは造船技術者として常識化しておく必要がある。

 

1.6 製鋼と鋼種(指導書P.6参照)

第1表にリムド鋼、セミキルド鋼、キルド鋼の3種類の鋼材の性質を比較する。造船用材として使われるのは溶接性の良好なキルド鋼とセミキルド鋼であり、とくに厚板ではリムド鋼はあまり使われなくなりつつある。

 

第1表 リムド鋼、セミキルド鋼、キルド鋼の比較

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