
出力を大略推定することもできる。
その他燃料流量の測定には浮遊式流量計や回転子式流量計、デジタル式燃料消費量計などがある。

4・20図 流量計測
2)冷却水量の測定器
一般に回転子式流量計により行うが、殆んどの場合はバケツやドラム缶などへ30秒又は60秒間受けて吐出量を重量測定又は容積を測定し求めることが多い。
3)空気流量の測定器
空気流量の測定はベルヌーイの定理を応用した流率測定法が用いられる。これは非圧縮性流体が、一つの流管内を定常流として流動し、外力として作用するものは重力のみで、かつ粘性による流体摩擦のない理想的な系として取扱ったものであるから、実際の流体の場合はそれに応じて補正が必要となる。気体は圧縮性流体につき、圧力変化に伴う密度変化を考慮した補正係数を乗じた実用流量公式として下記を用いて算出している。

この流量係数はレイノルズ数、開口比、管内面の粗面度、流体の速度分布、縮流状態、差圧取出し方法により影響を受け、その標準についてはJISB−8302、DIN、ASMEなどの記載値を用い膨張係数は気体の場合にはDIN、ASMEの値を用いる。
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