で表され、力を(F)半径を(r)であらわすとトルク(T)=FXrとなる。
T:トルク(N・m)
F:腕先の力(N)
r:力が作用する腕の半径(m)
1・2図 トルク
6)燃料消費率
エンジンの性能を評価するものの一つに燃料消費率がある。これは、エンジンが一定の仕事をするのにどのくらいの量の燃料を消費するかを示す値で、単位としては1Kw1時間当たりの消費量をグラム(g)で表したものを用いる。この値が小さいエンジンほど経済性に優れている。実際の計測にあたっては、消費量(V)を容積(cc)で計り、燃料の比重を測定して1時間1Kw当りの重量(g)に換算して表す。
7)燃料消費量
燃料消費率のわかっているエンジンを、一時間運転した時に使用する燃料の消費量を計算する時に用いる。従ってこれに運転時間をかけると総使用量が計算できる。尚1000で割っているのは9を?に換算するためである。
又燃料の時間当たり使用重量(?/h)から使用容積(4/h)に換算するには下段の式を使用する。
2. ディーゼルエンジンの位置づけ
2.1 原動機の分類
燃料の燃焼による熱エネルギーを運動エネルギーに変える装置を熱機関と云うが、熱機関は原動機の一種で、人類が動力を得るために利用している。例えばオートバイ、自動車、車輛、船舶、航空機、ポンプ、発動機、耕うん機、建設機械などあらゆるものが、動力源として熱機関を利用している。この動力源となる機械の事を原動機という。ディーゼルエンジンは熱機関の一種で、現在の熱機関中最も熱効率が高く、運転経済性が優れている。各種の原動機を一覧表にしてディーゼルエンジンの位置するところを見ると1・5表のとおりになる。
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